任天堂の4─6月期営業利益は66%減、Wii販売数半減
[大阪/東京 30日 ロイター] 任天堂(7974.OS: 株価, ニュース, レポート)が30日発表した2009年4─6月期の連結業績は、営業利益が前年同期比66.1%減の404億円だった。
据え置き型ゲーム機「Wii」の販売数が、有力ソフトの発売が少なかったとして前年同期比で半分以下に落ち込んだことや、円高が響いた。売上高は同40.1%減の2534億円だった。
一方、2010年3月期の通期予想は営業利益が前年比11.8%減の4900億円とする当初予想を据え置いた。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト24人の予想平均値5116億円を下回っている。売上高が同2.1%減の1兆8000億円、当期利益が同7.5%増の3000億円とする各予想も変更していない。
4─6月期のハード・ソフトの販売数は、Wiiが前年同期比57%減の223万台、Wii向けソフトは同23%減の3107万本、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」が同14%減の597万台、DS向けソフトは同26%減の2909万本だった。円高のマイナス影響は売上高に対し423億円、営業利益で約350億円それぞれ発生した。
大阪市内で会見した岩田聡社長は4─6月期の減収減益について「第1・四半期業績に寄与し、ハードをけん引する目的で開発したソフトがあったが、完成がずれ込み、この四半期業績にほとんど寄与できなかった」と説明。4─6月期は当初想定を「少し下振れしていることは事実」(岩田社長)という。同社長は「私たちは必ずしも四半期ごとにヒットソフトを順番に当てはめていく考えではなく、通期でどのようにビジネスを最大にしていくかという観点でビジネスを展開している」と強調した。
同社長は通期予想を据え置いたことについて、「過去2年間は、第1・四半期が異常な割合になっていた。通期業績の達成に悲観的な見通しをする状況ではない」と述べた。6月末発売した「WiiSportsResort」、10月以降発売する「WiiFitPlus」、年末商戦に発売する「NewスーパーマリオブラザーズWii」などのソフト投入効果に期待しているという。
年間の販売見通しでは、Wiiのハード(2600万台)とソフト(2億2000万本)、DSのハード(3000万台)とソフト(1億8000万本)の各当初予想は変更していない。
(ロイター日本語ニュース、浜田健太郎、取材協力: 堀江祐実)
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