6月の機械受注は4カ月ぶり増加、製造・非製造業そろって上向く
[東京 10日 ロイター] 内閣府が10日に発表した6月機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は、前月比9.7%増の7328億円となった。4カ月ぶりの増加となり、増加率は昨年4月以来の比較的大幅なものとなった。ロイターの事前予測2.9%増を上回った。前年比では29.7%減だった。
製造業は前月比14.6%増、非製造業は同7.3%増と、ともに増加。外需は同43.8%増と、3カ月ぶりの増加となった。
6月は製造業が2カ月連続の増加となった。「非鉄金属工業」からの大型受注により押し上げられた面もあるが、そのほかに「鉄鋼業」はボイラーやコンピュータの受注により増加、航空機や鉄道車両の受注により「その他輸送機械工業」からの受注も増え、15業種中8業種で増加した。
非製造業は4カ月ぶりの増加。運輸業から通信機やコンピューターなどを中心に受注が増加、金融・保険業からもコンピュータを中心に増加した。
内閣府では、製造業の減少テンポは緩やかになってきている一方、非製造業はまだ弱く、外需も大きく増加したとはいえ、水準が非常に低いと指摘。機械受注は全体として反転には至っていないとみている。その上で、6月機械受注の判断を「減少テンポが緩やかになってきている」として、4カ月連続で据え置いた。
四半期でみると、4─6月は前期比4.9%減となり、5期連続の減少となったが、減少幅は徐々に縮小する傾向にある。7─9月の見通しは前期比8.6%減とマイナス幅は4─6月より大きくなっている。これは、見通しを計算する際には過去3期分の見通しに対する実績値の達成率を使用するが、急激な景気悪化により達成率が非常に低くなっていたため、その影響で7─9月の見通しがやや低めに出ている可能性もある。
内閣府によると、7、8、9月ともに6月の水準から横ばいで推移すれば、7─9月は前期比5.2%の増加となる見通し。また、7、8、9月が前月比それぞれ6.9%減となっても、見通しの8.6%減は達成可能となる。
機械受注統計は機械メーカーの受注した設備用機械について毎月の受注実績を調査した 続く...








