ロイターサミット:中国の投資ファンド、今後5年で運用資産3倍に

2009年 09月 3日 11:31 JST
 

 [上海 2日 ロイター] 投資ファンドのコンサルティング会社Zベン・アドバイザーズは、中国の投資ファンドの運用資産が、現在の2兆3000億元(3370億ドル)から、今後5年で3倍に拡大するとの見通しを示した。

 政府が金融改革を進めるなか、投資ファンド業界は、上場投資信託(ETF)や海外の指数に連動する商品、不動産投資信託(REIT)などの新たな金融商品の導入を準備しており、今後、銀行からこうした新たな商品に資金がシフトするとみられている。

 Zベン・アドバイザーズのアナリスト、Zhang Haochuan氏は「リテール部門を中心にした銀行仲介機能低下の動きや金融商品に対する魅力の高まりが、(ファンドの)成長の主因となる」と指摘し、中国のファンドの運用資産が2014年までに6兆9000億元に拡大すると予想している。

 JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)の中国ファンドベンチャーであるチャイナ・インターナショナル・ファンド・マネジメントのマンディー・ウォン最高経営責任者(CEO)は「今後5年の間に資産が3倍になるとの見通しは大げさではない」との見方を示した上で「新たなビジネスチャンスにあふれている」と述べた。

 投資ファンド業界の拡大や成熟は、国内株式市場の安定につながるほか、これまで銀行からの融資に頼っていた企業の資金調達を支援するとみられている。

 一方、上海証券取引所は、ETFの導入に向け国内の主要ファンドとの協力を模索している。Zベン・アドバイザーズは、2011年末、もしくは、2012年初めには、上海市場に最初のETFが上場すると予想している。今後5年で中国と外資の合弁による10のETFが上場するとの見通しを示した。

 
 

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