NY外為市場、ドルが対ユーロで昨年12月以来安値

2009年 09月 15日 07:53 JST
 
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 [ニューヨーク 14日 ロイター] ニューヨーク外為市場では、ドルがユーロに対して2008年12月以来の安値をつけた。米株価の反発を背景にリスク許容度が高まった。

 米株式市場は、米政府による中国製タイヤへの上乗せ関税を適用発表を受け貿易摩擦懸念が浮上し、軟調となっていたが、終盤にかけて切り返した。

 ニューヨーク市場終盤の取引で、ユーロ/ドルは0.4%高の1.4622ドル。ロイターのデータによると、2008年12月以来の高値となる1.4652ドルをつけた。

 GFTフォレックスの為替リサーチ部門ディレクター、キャシー・リエン氏は、ムーディーズのリポートを受けユーロがポンドに対して上げたことから、ユーロは全般的に堅調になったと指摘する。ムーディーズは14日、英銀行セクターの見通しは引き続きネガティブとの見方を示した。

 ポンド/ドルは0.6%安の1.6566ドル。ユーロは対ポンドで0.9%高の0.8825ポンド。

 主要6通貨に対するICEフューチャーズUS(旧NY商品取引所)ドル指数は0.1%高の76.657。同指数は11日、ほぼ1年ぶり安値をつけた。

 ドル/円は0.3%高の90.93円。

 フォレックス・ドット・コムの為替ストラテジスト、ジェイコブ・オービナ氏は「リスク許容度が高いか低いかが再び焦点となっている」とし「オーバーナイトで米中の貿易ニュースがあり若干リスク許容度が低くなったが、その後(米株が)上昇しユーロを支援している」と語った。

 ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジスト、バシーリ・セレブリアコフ氏は「センチメントは依然ドルにとってマイナス。米当局が財政問題に真剣に取り組むことができるのかもしくはその姿勢があるのかが不透明なことが市場にとっての懸念材料」と指摘した。

 投機筋のポジションの参考データによると、先週のドル売りを背景にドルの売り越しは1年超ぶりの水準に達した。これを受け投資家はドルショートを更に積み増すことに慎重になると一部アナリストは指摘する。

 9月14日、ニューヨーク外為市場では、ドルがユーロに対して2008年12月以来の安値をつけた。米株価の反発を背景にリスク許容度が高まった。写真はニューヨーク証券取引所近く。2007年撮影(2009年 ロイター/Brendan McDermid)
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