スクエニHD、中国のオンラインゲーム会社と提携交渉=社長

2009年 09月 28日 22:30 JST
 
  • Mixiチェック

 [東京 28日 ロイター] スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684.T: 株価, ニュース, レポート)の和田洋一社長は28日、ロイターのインタビューで、中国市場への本格進出を目指し、現地オンラインゲーム会社の数社と業務提携に向けて協議をしていることを明らかにした。

 ネットワーク経由のゲームソフト提供を想定しており、提携契約までに1―2年で交渉をまとめて「中国での足がかりを作りたい」と語った。

 海外事業を強化しているスクエニHDは、今年4月には英国のゲームソフト会社「アイドス」を完全子会社化して、欧州5カ国のほか米国、カナダの拠点を確保した。年内に日米欧の3極体制を確立する予定。現在のゲーム事業の海外売上高比率は5割程度にとどまるが、和田社長は、今後の海外売上高比率について「5年以内には7―8割に持って行く。もっと早くできるかもしれない」と述べた。

 目標とする海外売上高比率は中国も含むという。現在でも中国・北京に数十人規模の事業所があり、いくつかのゲームソフトをオンラインで提供しているが、売上高は3億円に満たない水準。和田社長は、本格進出するには地元企業と業務提携を結ぶことが必要との認識を示した上で、提携の形態として「個別タイトルを提供してロイヤリティーを確保する。共同開発もあるかもしれない」との考えを示した。

 2003年にゲームソフト大手のスクウェアとエニックスが合併して発足した同社は、05年にゲームセンター事業のタイトーを買収し、08年に現在の持ち株会社の体制になった。今年のアイドス買収などにみられるように積極的なM&A(合併・買収)で事業を拡大させてきたが、今後のM&Aについて和田社長は「今後1―2年は想定してない」と述べた。欧米市場はアイドスとの経営統合を進めている最中で、中国での資本参加は「外資規制もあるので考えていない」という。

 また、和田社長は、スクエニの中期的な経営目標として、3―5年で経常利益500億円を目指す考えを示した。2010年3月期計画は250億円で2倍の水準。過去最高の経常利益は2007年3月期の262億円(訂正)だった。

 <大型ソフトを8本くらいにしたい>

 今年7月に発売した人気ソフトの「ドラゴンクエスト9」は国内出荷が400万本を突破した。次の目標としている500万本超えについて和田社長は「年度内にはと思っている」と述べたが、年内達成についても「営業にはプレッシャーをかけている」という。   続く...


 
 
 

注目の商品

 9月28日、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>の和田洋一社長、ロイターのインタビューで、中国市場への本格進出を目指し、現地オンラインゲーム会社の数社と業務提携に向けて協議をしていることを明らかにした(2009年 ロイター/Kiyoshi Ota)

外国為替フォーラム

写真
年内にドル110円か130円か

年間レンジの傾向から、ドル円は年後半にヤマ場を迎え、110円か130円のいずれかを目指すとJPモルガンの佐々木融氏は予想。  記事の全文 

 
写真
FRBは利上げ時機逃したか

米国金融政策の行方は極めて不透明になっており、利上げの時機を逸した可能性もあると、三菱東京UFJ銀行の鈴木敏之氏は分析。   記事の全文 

 
ビデオ:原油もうひと波乱=柴田明夫氏
 
GDPに歪み、勝負は7月=岩下真理氏
 
買い戻しに耐えた円安=唐鎌大輔氏
 
ギリシャ危機でユーロ反落か=鈴木健吾氏
 
格下げは悪い円安予兆か=植野大作氏
写真
米国の「危険な賭け」

南シナ海で人工島建設する中国に対し、米軍関係者は強硬姿勢を訴え。  記事の全文 

 
写真
インドで味わう「苦い教訓」

出資したインドの不動産サイトでソフトバンクが学ぶ苦い教訓とは。  記事の全文 

 
写真
長期金利のカギは「時間軸」

米欧長期金利の安定化のカギはゼロ金利の「時間軸」だ。  記事の全文 | 関連記事 

 
「同盟国のうそ」見て見ぬふりが賢明か
 
イスラム国からラマディ「奪還」の方程式
 
今の市場は「根拠なき熱狂」か

ロイターの公式アカウントはこちら!