世界は景気後退を抜け出しつつある、アジアがけん引=IMF

2009年 10月 1日 16:56 JST
 

 [イスタンブール 1日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)は1日発表した世界経済見通しの中で、世界経済はアジアの迅速な景気回復がけん引役となり、ようやく深刻なリセッション(景気後退)から抜け出しつつある、との認識を示した。

 そのうえで、2010年の世界の成長率見通しを上方修正した。

 IMFは、世界的なリセッションが終わりつつあると宣言。「世界経済は再び拡大に向かっているもようだ。アジア経済の力強いパフォーマンスがけん引役となっているほか、他の地域でも安定あるいは緩やかに回復している」と述べた。

 IMFは世界経済の成長率見通しについて、2009年はマイナス1.1%、10年はプラス3.1%と予想。7月時点の予測だった09年のマイナス1.4%、10年のプラス2.5%から、それぞれ上方修正した。

 2010年末以降は4年間にわたり、世界経済は平均で4%をやや上回る成長を遂げると予想。金融危機が起きる前の5%に近づくとの見通しを示した。 

 先進国経済については、09年はマイナス成長になるが、10年は低水準ながらも成長を取り戻す見込みだとして、米国、ユーロ圏とも10年はわずかなプラス成長になるとの予測を示した。

 IMFによると、先進国ではスペインだけが2010年もマイナス成長が続く見通し。

 一方、新興国や発展途上国では先進国に先んじて景気回復が始まっており、IMFによると、2009年は1.5%成長し、10年には5%に成長が加速する見込み。中国とインドが景気回復をけん引するほか、中南米でも安定化の兆しが現れているという。  続く...

 
 
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