米国、景気回復に向かう軌道に乗っている=NEC委員長

2009年 10月 12日 22:25 JST
 

 [ワシントン 12日 ロイター] サマーズ米国家経済会議(NEC)委員長は12日、下院共和党のベイナー院内総務宛ての書簡で、米国は景気回復に向かう軌道に乗っており、金融市場の状況は以前に比べて落ち着き、住宅市場には安定化の初期兆候が表れていると指摘した。

 委員長はその中で「主として景気対策法と積極的な金融安定化プラン、責任を果たしえる住宅所有者に住居を維持させるためのプログラムの結果、経済が奈落の底から大きく引き返し、景気回復に向かう軌道に乗っている」と述べた。

 「最も重要なのは、雇用喪失のトレンドにおいて、これまでに相当の変化が見られるということだ」と語った。

 2009年第3・四半期は、雇用者数が月次平均で25万6000人減少したが、サマーズ氏は「容認できないほど高い」と指摘。一方、雇用喪失のペースは2四半期前と比較して3分の1近くまで落ちているとした。

 民間予測によると、景気対策の効果は第2・四半期の国内総生産(GDP)の年率の伸びを3%ポイント程度押し上げ、第3・四半期にはプラス成長に戻るとした。失業率は景気対策を打ち出さなかった場合と比較して2010年末までに2%ポイント改善するとみられているとも指摘した。

 米株式相場は今年初頭以降、改善しており「金融市場の状況は安定化し、金融破たんのリスクは後退した」と指摘。金融危機の引き金となった住宅市場も、最近の指標から安定化の兆候がうかがえるとした。

 
 
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