3―4日の米FOMCは経済指標と労働市場の比較検討へ
[ワシントン 2日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は、3―4日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で、改善している経済指標と、労働市場の弱さが強調しているリスクを比較検討する必要がある。
第3・四半期の米国内総生産(GDP)伸び率が前期比年率でプラス3.5%となったことを受け、持続可能な回復が進んでいるとの見方を示すアナリストと、大規模な景気刺激策の効果がいったん薄れれば成長がよろめくとみる向きの間で再び議論が浮上している。
FRB当局者の間でも見通しが不透明であることは明白で、多くの政策当局者は、インフレの初期兆候に積極的に対応する方針を示しながらも見通しに対するリスクを強調している。
インフレの脅威を示す兆候がほぼ見当たらないことを踏まえると、「長期間」金利を低水準に維持するという文言が修正されるなど超緩和政策のスタンスがすぐに変更される可能性は低いとみられる。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの国際通貨ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「FRBが評価を大幅に変更する可能性は低い」との見方を示した。
<回復の到来>
第3・四半期のGDP統計は、世界大恐慌以来最悪とされる米リセッション(景気後退)の終わりを示す内容となったが、その背景には自動車買い替え支援策や初回住宅購入者向け税控除措置など政府による景気刺激策が経済の押し上げを支援した状況がある。
米供給管理協会(ISM)が発表した10月の製造業部門指数は55.7と前月の52.6から上昇し、2006年4月(56.0)以来の高水準となった。景気を見極めるうえで分岐点となる50を3カ月連続で上回った。内訳では長い間50を下回っていた雇用指数が50を上回り、雇用への意欲を表す初期兆候が示された。 続く...












