FSB議長、金融機関の報酬制限の実施を確認する方針

2009年 11月 8日 11:19 JST
 

 [セントアンドルーズ(英国) 7日 ロイター] 金融安定理事会(FSB)のドラーギ議長は7日、先進国の金融機関の報酬制限について、新規則の順守をチェックする方針を示した。フランスからの求めにこたえるもの。

 同議長は20カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)後、記者団に対し「すぐに実施するということではない。フランスからの提案を検討する」と述べた。規則に従わなかった場合どのような制裁措置が可能かについては明らかにしていない。

 FSBは、広範にわたる新規制が世界で実施されることを確実にするようG20から求められている。同議長は「ピッツバーグでの会合以降、FSBの原則実施に向けフランス、イタリア、スイス、英国、米国といった国々が行動をおこした。カナダ、ブラジル、ドイツもまもなく続く見込みだ。われわれは2010年3月までに実施する評価に使えるひな型を策定する。各国でのこれらの規則の実施については関心が高い」と述べた。

 フランスは、米国が報酬制限をより緩やかに解釈した場合、自国の銀行が不利になることを懸念している。

 ラガルド仏経済財務雇用相は記者団に「ガイトナー米財務長官は、米国は次のボーナスシーズンにFSB原則に大筋で従うことを私に確認した。われわれは非常に喜んでいる」と述べた。

 銀行界からは今週、銀行の貸し出し能力が損なわれ景気回復に影響が及ぶ恐れがあるとの理由で、新たな銀行の資本基準の影響は適切に評価されるべきとの批判が相次いだ。

 同議長は「FSBは、実施のタイミング、影響や統一性に関する業界の懸念を完全に認識している。経済に悪影響を与えることなく3本建ての措置を実施する方法を見出す自信がある」と述べた。

 
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