今日の株式見通し=もみあい、ディフェンシブの買い期待で下げ限定的

2009年 11月 9日 08:19 JST
 

 [東京 9日 ロイター] きょうの東京株式市場で日経平均はもみあいそうだ。為替にらみで、一段の円高が進めば輸出関連を中心に売り優勢の展開が予想される。原油価格が足元で下げており、関連銘柄も売り先行とみられている。今週末に決算発表が予定されるメガバンク株の動向も注視されるという。ただ、ディフェンシブ銘柄の買いが期待されており、下げは限定的。引き続き手掛かりが乏しいことから、日中はおおむね小動きとみられている。 

 日経平均の予想レンジは9650円─9850円。 

 前週末の米株式市場は、ダウ工業株30種は0.17%高、ナスダック総合指数は0.34%高、S&P総合500種は0.25%高と3市場が小幅続伸となった。6日に発表された雇用統計は失業率が10.2%と26年半ぶりに2ケタ台となったほか、非農業部門雇用者数が19万人減と予想以上に減少した。ただ、雇用者数は引き続き減少幅が縮小傾向にあることや、8・9月分の減少幅が修正により縮小したことが注目され、値を戻す展開となった。

 東京市場では、6日の米株式市場の流れを受け、プラスで寄り付くものの、その後は為替にらみとなりそうだ。外為市場でドル/円は89円台となっており、一段の円高が進めば輸出を中心に売り先行の展開が予想される。米雇用統計について「市場は迷っている」(みずほ証券エクイティ調査部シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)と必ずしもプラス要因とは受け止められていない。

 セクター別では、米原油先物が足元で買いが一服しており、関連銘柄は買いにくいとみられている。今週末に決算発表が予定される大手銀の株価や前週に決算を終えた自動車株などが注目される。一方で、ディフェンシブ銘柄への買い期待から、「下げ局面でも下落は抑えられる」(大手証券の株式トレーダー)との見方もある。東京市場は材料難から日中は小動きと予想される。

 (ロイター日本語ニュース 吉池 威記者)

 
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