G20閉幕:識者はこうみる
[東京 9日 ロイター] 英国で開催されていた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は7日、世界の経済・金融情勢は改善したが、政策支援に依存しているとし、回復を確実なものにするため、各国が景気刺激策を継続することで合意したとする共同声明を採択して閉幕した。市場関係者のコメントは以下の通り。
●確たる成果得られず、中途半端な結果
<みずほ証券 チーフマーケットエコノミスト 上野泰也氏>
とりあえず協議を続けたという以上に、確たる成果がなかったのではないか。9月下旬のG20サミットで打ち出された「不均衡是正」合意の具体化が議論されたが、各国の意見をひとつに集約するのが難しく、事前に浮上していた数値目標を導入することが出来ず、中途半端な結果に終わった。IMFが出口戦略に関する7原則を提示したが、各国の経済政策運営に対する拘束力は、現時点ではほとんどなさそうだ。
今週はガイトナー米財務長官、オバマ米大統領が相次いで来日する。対米黒字国ということで米国の輸出を支援するとの暗黙の合意が出来てしまっている以上、ドル/円での円高リスクには注意が必要。日米財務相会談に絡んで手掛かりが浮上すれば89円前半を目指す可能性もある。
●これまでの政策確認に終始し、為替では新しいメッセージ無し
<岡三証券 外国債券グループ グループ長 相馬勉氏>
20カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)における為替に関する議論では、当然の見解を表明するに留まり、何らかの強いメッセージを出したいという印象は無かった。金融政策については、各国とも非伝統的な金融政策からの出口戦略を一応準備はしているものの、政府の救済策と金融機関のサポートは継続するというもので、これまでに各国が実施してきた政策をコンファームするに留まった。 続く...
株式市場、短期リバウンドも
米国株や為替などの外部要因が落ち着けば、売られ過ぎの反動でいったん自律反発に転じる可能性も。 記事の全文













