9月経常黒字は前年比+0.2%の1兆5679億円、増加は2カ月連続
[東京 10日 ロイター] 財務省が10日発表した国際収支状況速報によると、9月の経常収支は前年比0.2%増の1兆5679億円の黒字となった。黒字は8カ月連続。黒字額の前年比増加は2カ月連続で、2008年2月以来。所得収支の黒字額が減少したものの貿易収支の黒字額が増加したことなどが影響した。
ロイターが民間調査機関に行った事前調査では、経常収支の予測中央値は1兆5000億円の黒字、前年比4.1%減だった。
貿易・サービス収支は5603億円の黒字(前年同月は1677億円の黒字)となった。黒字は5カ月連続。
このうち貿易収支は5992億円の黒字(前年同月は3202億円の黒字)。原油価格が前年に比べ下落したことなどを背景に輸入額が減少。これが世界経済の減速などに伴う輸出額の減少を上回り、貿易黒字の拡大に寄与した。
サービス収支は389億円の赤字(前年同月は1525億円の赤字)。輸送収支や旅行収支の赤字幅が拡大したものの、その他サービス収支の黒字幅が拡大したことが赤字幅縮小に寄与した。
所得収支の黒字額は前年比27.2%減の1兆0823億円となり、3カ月連続で減少した。証券投資収益の項目で、世界的な金利低下や円高の進行を背景に受け取りが減少。これが支払いの減少幅を上回ったことなどが影響した。
同時に発表された2009年度上期の経常収支は、前年比9.7%減の7兆2560億円で、3期連続の黒字幅縮小となった。3四半期連続の黒字幅縮小は1998年度下期から1999年度下期以来。
(ロイターニュース 武田晃子)
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