今日の株式見通し=もみあい、円高進行で輸出やハイテクは買いにくい展開
[東京 11日 ロイター] きょうの東京株式市場で日経平均はもみあいそうだ。前日、米株式市場では総じて横ばいだったことを受け、東京市場も小動きが予想される。円高の進行で輸出やハイテク買いにくいとの見方が広がっている。引き続き手掛かりが乏しいなか、9月機械受注のほか為替動向、中国の経済指標が注目されている。ただ、上値は依然として重く、日経平均の1万円回復は微妙との見方がきょうも出ている。
日経平均の予想レンジは9750円─9950円。
前日米株式市場は、最近の上昇を維持できるかをめぐり異なる見方が交錯。複数の米連邦準備理事会(FRB)当局者からの慎重な経済見通しを受け、緩和的金融政策が来年まで維持されるとの見方が強まった。ダウ工業株30種は0.20%高、ナスダック総合指数は0.14%安、S&P総合500種は0.01%安。ダウは13カ月ぶり高値をつけた。
東京市場は米株価が横ばいだったほか手掛かり不足から小動きが予想される。外為市場でドル/円が90円を割り込むなど円高進んでいることから輸出やハイテク関連は買いにくいという。日中は為替動向のほか、9月機械受注、中国の消費者物価指数など経済指標が注目される。
ただ、上値の重さが意識され、日経平均は「1万円の回復が難しい」と大手証券の株式トレーダーはみている。フィッチ・レーティングスのソブリン部門統括責任者は前日、来年度の日本の国債発行額が44兆円を大幅に上回れば格付けの見直しを余儀なくされるとの見解を示し、10日後場の取引で指数は上げ幅を縮小した。民主党の政策運営に対する不安などが上値を抑える展開と同トレーダーは予想する。
(ロイター日本語ニュース 吉池 威記者)
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