今日の株式見通し=もみあい、円高などで上値重い
[東京 12日 ロイター] きょうの東京株式市場で日経平均はもみあいそうだ。前日、米株式市場が堅調だったものの、東京市場は引き続き手掛かりが乏しく、大手銀行の決算発表を控え動きにくいこともあり、上値が重い展開が予想される。また、円高や政府に対する不透明感が広がっていることが上値を抑え、日本株の出遅れ感がさらに顕著になるとみられている。好決算銘柄が物色されるほか、金価格の上昇がやや材料視されそうだ。
日経平均の予想レンジは9800円─9950円。
前日の米株式相場は、ダウ工業株30種とS&P総合500種が13カ月ぶり高値を付けるなど、3市場が堅調な値動きを示した。高級住宅建設のトール・ブラザーズ(TOL.N: 株価, 企業情報, レポート)の堅調な業績見通しや中国の経済指標が世界経済の回復を裏付ける形となったほか、米連邦準備理事会(FRB)当局者が、当分の間、低金利が続く可能性を示唆したことを受けて地合いが強まったことが背景。
東京市場は堅調地合いではあるが、SQ(特別清算指数)算出や大手銀行の決算発表を控えて動きにくい状況が続いている。また、円高基調の継続、政策に対する不透明感が上値を抑えるとの見方が広がっている。日興コーディアル証券エクイティ部部長の西広市氏は「上方向へ行くには抵抗が強い」との見方を示す。
日中は、米株高を受けて主力株の小幅な買い戻しなどが予想されるほか、好決算の個別銘柄が物色される展開が予想される。また、11日の欧州市場で金価格が過去最高値をつけたことで、関連銘柄に買いが入るとみられている。
(ロイター日本語ニュース 吉池 威記者)
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