10月国内企業物価は前年比‐6.7%=日銀

2009年 11月 12日 10:23 JST
 

 [東京 12日 ロイター] 日銀が発表した10月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数(2005年=100.0)は前年比で6.7%低下し、10カ月連続のマイナスとなった。

 前年のエネルギー価格高騰の反動が薄れる中、過去最大の下落率だった7、8月(8.5%低下)を底に、9月(8.0%低下)に続き2カ月連続で下落率は縮小した。ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は、前年比6.0%低下だった。

 前年比で下落した品目の割合(57.0%)は、上昇した品目の割合(21.4%)を引き続き大きく上回ったが、石油・石炭製品のマイナス寄与の度合いが縮小していることを主因に前年比で下落率は縮小した。石油・石炭製品(前年比26.6%低下)、鉄鋼(同20.3%低下)、化学製品(9.2%低下)となった。

 先行きについて、国内企業物価の前年比でのマイナス幅は縮小していく、と日銀では分析している。 

 前月比は0.7%低下だった。特別高圧電力などの夏季割増料金が終了したほか、鉄鋼などのアジア向け需要に一服感が出たこと、車輪といった輸送用機器などでは半期の価格改定なども影響したが、多くの品目では価格転嫁は十分には進んでいない。景気が持ち直しの動きをみせるなか、日銀では「国内の需要低迷による価格下落は目立たなかった」と説明している。 

 (ロイター日本語ニュース 寺脇 麻理記者)

 
 
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