日経平均続落、SQ後も上値の重い展開続く

2009年 11月 13日 11:53 JST
 

 [東京 13日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は続落した。前日米株安を受け売りが先行したが、オプションSQ(特別清算指数)の市場推定値9746円49銭を上回った。ただ、引き続き上値の重さが意識されている。

 外為市場でドル/円が90円台へ円安が進んでいることから、キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)など主力の輸出ハイテクが序盤に買われたが引けにかけて一巡。逆に、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)など銀行株は序盤に売られたが、その後は買い戻された。 

 前場の東証1部騰落数は値上がり660銘柄に対して値下がり848銘柄、変わらずが178銘柄だった。東証1部の売買代金は6504億円。 

 前日米株式相場は、幅広い銘柄に売りが出て3市場が反落した。ドル高を背景に商品関連株が値を下げたほか、ウォルマート・ストアーズ(WMT.N: 株価, 企業情報, レポート)の慎重な見通しを受けて消費をめぐる懸念が高まった。

 東京市場も売り先行の相場展開。引き続き手掛かりが薄いことや銀行決算の発表を控えて積極的な買いが入りにくい状況が続いた。外為市場でドル/円が90円台に円安が進んだことから、序盤は輸出やハイテク関連が物色された。一方で、金価格や原油価格の上昇一服を受け、住友金属鉱山(5713.T: 株価, ニュース, レポート)と国際石油開発帝石(1605.T: 株価, ニュース, レポート)が弱含んだ。

 オプションSQは市場推定値9746円49銭が意識された。準大手証券トレーダー「最近はSQ算出をきっかけに相場の流れが変化したり、方向性が決まるケースが多かったため、SQ値が幻の高値にならなかったことで、テクニカル的にはひと安心といった状況」としながらも「算出後は売り優勢となり、警戒感が強くなっている」と指摘する。下値メドとして日経平均は5日のザラ場安値9691円69銭が意識された。

 みずほ総研シニアエコノミストの武内浩二氏は、日本株に出遅れ感が出ていることついて「連立与党の政策で財政健全化が維持されるかどうか不透明であるほか、ドル安基調が続くとの見方から円高の出口が見えてこない。引き続き景気の先行きもはっきりしない」とし、日本株の上昇要因は海外、特に米株の一段高とみている。

 引けにかけても軟調が続いた。東海東京証券エクイティ部部長の倉持宏朗氏は「米国系からTOPIX型で幅広い売りが出ているほか、欧州系の内需関連株売りも目立っている。ファイナンスラッシュによる需給悪化の懸念が強く、日本株離れが進んでいる印象だ」と述べている。

  (ロイター日本語ニュース 吉池 威記者)

 
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