景気刺激策の適切な解除で二番底は回避可能=ルービニ氏

2009年 11月 13日 12:02 JST
 

 [テルアビブ 12日 ロイター] 有力エコノミスト、ヌリエル・ルービニ氏は12日、景気刺激策が適切に解除されれば、景気の二番底は回避できるとの見方を示した。

 金融危機の規模を正確に予測した数少ないエコノミストの1人であるルービニ氏は、テルアビブでの会議で「政策当局者が、刺激策を早過ぎる時期、または遅過ぎる時期に解除するという新たな過ちを犯すことを避けた場合、さらなるリセッションは回避できるだろう」と語った。

 世界経済の回復は弱いものになるとの見方を示し、米国とその他の先進国の経済成長率は今後数年間、潜在成長率を下回る見込みだと指摘した。

 大規模な金融・財政刺激策の巻き戻しについては、実施が早過ぎた場合、さらなるリセッションとデフレを招く恐れがあると警告。

 実施が遅れた場合は、財政赤字が一段と圧迫され、債券利回りと住宅ローンやその他の借り入れコストの上昇につながるとの見通しを示した。

 ルービニ氏はまた、高失業率が個人消費を圧迫する見通しであることから、米経済の回復が「U字型」になるという悲観的な見方を持っているとし、これまでの個人消費の回復は刺激策や在庫の積み増し、自動車買い替え支援プログラムなどの一時要因によるものだと指摘した。

 また、ユーロ圏と日本の景気回復について、巨額の赤字と公的債務により積極的な反景気循環的政策を講じることができないため、比較的緩やかになるとの見通しを示した。

 
写真
株式市場、短期リバウンドも

米国株や為替などの外部要因が落ち着けば、売られ過ぎの反動でいったん自律反発に転じる可能性も。  記事の全文 

 
Photo

ロイターオンライン調査

写真

貸し渋り問題に注目が集まって見逃されがちなだが、現在の日本には中小企業へのリスクマネー供給の課題がある。
  ブログ