日銀総裁発言:識者こうみる

2009年 11月 30日 12:33 JST
 
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 [東京 30日 ロイター] 白川方明日銀総裁は30日、「経済・物価情勢の先行きの展開を十分に点検し、物価安定の下での持続的成長経路への復帰のために適切な対応を図っていく方針」と述べた。また、最近の急速な円高については「十分注意を払っている」と述べた。

 市場関係者の見方は以下の通り。

 <みずほ証券・チーフマーケットアナリスト 三浦哲也氏>

 白川方明日銀総裁の「物価の判断は、政府と同じ認識に立つ」、「デフレは需要が弱いことに要因がある」という発言は、新たな材料にならないと受け止めている。「低金利が持っている潜在的景気刺激効果は経済の持ち直しにつれて高まっていく」と述べていることは、経済が持ち直さないと、低金利は効果がないと言っている。つまり、日銀としては先行して動くことはないということのようだ。ただ、金融危機、もしくは不安な場合は、迅速果敢に行動する方向にあり、株価急落、円急騰のように金融市場の流動性が損なわれた場合、なんらかの措置をとる可能性が高い。しかし、今の段階では、すぐに日銀の方から動き出すということはなく、「マーケットから催促されて動く」という感じで、マーケットに先手を打ってということはないイメージを持つ。

 <証券ジャパン 調査情報部長 大谷 正之氏>

 デフレに対する強い危機感は感じられなかった。低金利の効果を強調しているほか、最終需要創出の必要性を主張するなど、これまでの主張から大きく踏み込んだという印象はない。速報だけで根拠がまだわからないが、消費者物価は来年初めにかけて下落幅が縮小するとも言っている。

 鳩山首相との会談に注目したいが、デフレ対策が日銀から出たとしても、国債買い切り額の増額といった踏み込んだ政策ではなく、これまでの政策の延長といったところに落ち着くのではないか。

 政府のデフレ対策も財源の問題があり、できることは限られているだろう。   続く...

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日経平均、今年最大の上げ幅

市場には強気ムードが戻り、下振れ懸念は大きく後退。ドル/円が80円を超えれば日経平均1万円も視野に入るとの見方も。
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 11月30日、白川日銀総裁は、「持続的成長経路への復帰のために適切な対応を図っていく方針」と述べた。20日撮影(2009年/Kim Kyung-Hoon)
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