オバマ米大統領、アフガン新戦略で約3万人増派の見通し
[ワシントン 30日 ロイター] オバマ米大統領は30日、アフガニスタンに関する新戦略の発表に向けた準備を行った。約3万人を増派することにより、最終的な出口戦略を強調するとみられている。
オバマ大統領は1日米東部時間午後8時(日本時間2日午前10時)から、3カ月間検討を重ねてきたアフガン新戦略について米国民に説明するため、ニューヨーク州ウエストポイントの陸軍士官学校で演説を行う予定。
ホワイトハウスによると、大統領はすでに軍司令部に対し、29日に新戦略を決定した旨を伝え、戦略の実行に着手するよう指令した。また大統領側近に対しても、会合を開いて決定を説明した。
また大統領は30日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国などの同盟国に対しても新戦略の説明に多くの時間を割いた。1日の演説前には、議会指導部に対しても事前に説明する予定。
アフガン戦略をめぐっては、身内の民主党が大規模増派に反対していることから、増派に向けた資金源の確保をめぐり、今後議会で激しい攻防が繰り広げられる見通し。
ギブズ大統領報道官は新戦略の詳細については明らかにしていないが、政府高官によると、オバマ大統領はアフガニスタンへの米軍約3万人の追加派遣を承認したと明らかにする見通し。具体的な撤退日程については言及しないとみられているが、大統領は向こう3─5年で段階的に米軍を撤退させ、アフガン当局に引き継ぐことを想定している。
米政府は、向こう1─1年半に段階的に3万人を増派することで、将来的に駐留米軍の段階的縮小が可能になるよう望んでいる。
また米軍は、NATO加盟国が合計で最大1万人を追加派遣することで、増派規模を約4万人としたい考え。
大統領の今回の新戦略は、アフガン増派を求める軍司令部や議会共和党の要求を認める一方、増派に反対している民主党議員や多くの米国民に対しては、米軍のアフガン関与が無期限ではないことを強調し、支持を得ることを狙っている。
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