銀行はさらに評価損計上迫られる可能性=ECB総裁
[フランクフルト 8日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は8日、ユーロ圏の景気回復にとって厳しい道のりが待ち構えており、銀行はリセッション(景気後退)から脱却した後も新たな評価損の計上を迫られる、との見通しを示した。
同総裁は欧州議会のテレビ局「ユーロパールTV」とのインタビューで「実体経済は成長を取り戻したが、(危機が)終わったとは宣言しない。前途には厳しい道のりが待ち構えており、成長は緩やかなものにとどまり、警戒を維持する必要があるという感覚を持っている」と語った。
一方、銀行は投資の半分程度を不良資産に分類すべきとの指摘には反論しながらも、寛大な配当や報酬を批判、「銀行に対しては利益を留保するよう求める。多額の配当を行うべきではない。報酬や賞与などについてもきわめて慎重に行うべきだ」と述べた。
同総裁は、リセッションは新たな問題を引き起こすと指摘、「リセッションを理由に、今後も多くの評価損が生じる」との見方を示した。
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