上海万博、脅威はテロ攻撃よりインフルエンザ=専門家
[上海 27日 ロイター] 上海万博は4月30日に開会式を行い、5月1日から10月31日の日程で開催される。中国は、42億ドル(約3900億円)を費やした同万博で、世界への影響力と経済発展の成果を示そうとしている。
既に中国で最も裕福で華やかな都市の上海だが、万博に向け市内には新しい道路や地下鉄路線が敷設され、将来的な上海の発展のためだけでなく、半年間の万博開催期間中に見込まれる国内外7000万人の来場者に備える。
世界的な知名度は五輪に比べると低い万博だが、中国は上海万博に、北京五輪の2倍となる42億ドルを投じている。万博の歴史上でも過去最大の規模だ。地元メディアは、インフラ整備も含めると実際のコストは580億ドル近いと報じている。
発展途上国として初めて万博開催国となる中国は、大小かかわらず参加国に真剣な取り組みを求め、各国との関係改善と通商を盛り上げる機会に利用しようとしている。
30日の開会式には、フランスのサルコジ大統領やロシアのメドベージェフ大統領、韓国の李明博大統領、欧州委員会のバローゾ委員長らが出席する予定。またイスラエルなども、1200億ドルの予算を振り向け初めて万博パビリオンを建設、中国との関係強化を狙っている。
一方で、開催にこぎつけるまでにはさまざまな問題もあった。
主要会場の建設地確保のための住民立ち退きは人権団体の反発を買った。また、貧富の差の拡大や深刻な環境問題など対処すべき問題があるのに、なぜ五輪よりも注目度の低いイベントにそれほどの大金をつぎ込むのかといった疑問を持つ中国人もいる。
国営メディアは、万博がいかに素晴らしいものになるか、繰り返し期待感をあおっているが、各国のパビリオンの中には、30日の開会式までに完成しないものもありそうだ。主催者側は、リハーサルで苦情が出た大勢の観客への対処方法の問題についても、調整を急いでいる。 続く...





















