7月米個人消費支出は4カ月ぶりの強い伸び、個人所得は小幅増

2010年 08月 31日 03:53 JST
 
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 [ワシントン 30日 ロイター] 米商務省が30日発表した7月の個人消費支出は前月比0.4%増と、所得の増加と貯蓄率低下を背景に4カ月ぶりの大幅な伸びを示した。

 ロイターがまとめたアナリスト予想の0.3%増をわずかに上回った。6月は前月比変わらずだった。

 LPLフィナンシャル(ボストン)のエコノミスト、ジョン・カナリー氏は「実質賃金には上昇が見られ、所得がリセッション(景気後退)から回復しつつあることを示している。個人消費に関しては、第3・四半期は手堅い滑り出しとなった」と述べた。

 同統計の発表を受け、ドルは対円で下落、対ユーロで上昇した。米債券価格は高水準で推移した。

 インフレ調整後の個人消費は0.2%増と、6月の0.1%増から伸びが加速した。内訳は、サービス支出が0.2%増、モノの消費が0.4%増だった。 

 個人所得は前月比0.2%増。ロイターがまとめたアナリスト予想の0.3%増を下回った。6月は前月比変わらずだった。

 賃金・給与が年率で前月から220億ドル増加。6月は同80億ドル減少していた。一方、実質可処分所得は0.1%減と1月以来初めて減少に転じた。前月は0.1%増加していた。

 貯蓄率は前月の6.2%から5.9%に低下したものの、アナリストからは引き続き水準は高く、消費者が依然支出に慎重であること示しているとの声が聞かれた。貯蓄額は年率換算で6734億ドルに減少した。 

 食品・エネルギーを除くコア個人消費支出(PCE)価格指数は前月と同じく前年同月比で1.4%上昇した。

 BMOキャピタル・マーケッツ(トロント)のシニアエコノミスト、サル・ガティエーリ氏は「景気の伸び悩みと高水準の失業により、今後数カ月にわたり(インフレは)若干低下するだろう」とし、「(インフレ率は)米連邦準備理事会(FRB)が長期見通しの1.7─2.0%を下回っており、年末にかけて新たな量的緩和政策の実施へ道を開いた格好だ」と述べた。

 8月30日、 米商務省は7月の個人消費支出が前月比0.4%増加したと発表。4カ月ぶりの大幅な伸びとなった。写真は6月3日、米アーカンソー州の小売店で(2010年 ロイター/Sarah Conard)
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