ドル84円前半でもみあう、米雇用統計控え様子見
[東京 2日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅安の84円前半で推移している。クロス円主導でドル/円もやや売りが優勢になったが、84円前半での下値もみあいが続いた。
ドル83円台への抵抗が徐々に薄まってはいるものの、明日に米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが強く、積極的に下値を売り込む動きにはならなかった。
7月の豪貿易収支では黒字幅が予想を下回り、市場のリスクテーク機運がやや後退。1日の豪GDPの好調を受けて豪ドル/円などクロス円が上昇していたこともあり「ヘッジファンドが豪ドル/円を売った」(セントラル短資FX執行役員、武田明久氏)ことをきっかけにクロス円に戻り売りが広がった。「ユーロ/円が108円台に、豪ドル/円が76円後半に戻ったので、水準感から実需や投資家が戻り待ちの売りを出した」(国内金融機関)との声が出ている。
これを受けて、ドル/円もじわりと軟化。84円半ばでアジア時間をスタートしたあと、一時84.07円まで売られた。これまで何度かの84円割れを経て83円台への抵抗が薄れつつあり「注文状況は84円まで真空地帯。買いが入っているのは83円台だ」(国内金融機関)との声が聞かれた。
ただ、明日に米雇用統計を控えて「様子見ムードが強い。今、ポジションを大きく動かしたくはない」(国内銀行)との声も聞かれ、積極的にドルを売り込む動きにはならかなった。
民主党の小沢一郎前幹事長が「市場介入は、協調介入なら別だが、日本だけで、世界が円高を容認している中では効果はあがらないが、そのくらいの覚悟で今やるべき急激な速度での円高ではないか」と語ったが、反応は限定的。「口先介入の効果が薄れてきている。米雇用統計を控えてドル先安感が強いなかでは、口先介入で上がったところは戻り売りの好機になってしまう」(国内銀行)との声が聞かれた。
一方で「介入をすべきだというニュアンスが、最後の言葉で薄まった。しかし、小沢氏は、選挙前であることを意識して、効果がなくても介入すべきだといったのではないか」(外資系銀行)との受け止め方が出ている。
<米国債や米国株が下値波乱、強弱感の対立も> 続く...




















