日経平均が続伸、米マクロ指標改善で買い戻し
[東京 2日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は続伸。3日ぶりに終値で9000円を回復した。8月ISM米製造業指数などマクロ指標が改善したことで米株高・円高一服となり買い戻しが入った。
ただ3日発表の8月米雇用統計を控え動意は乏しく商いも薄い。景気減速懸念が払しょくされたわけではなく、新たにショートポジションを構築する海外勢もいるという。
東証1部騰落数は値上がり1193銘柄に対し値下がり342銘柄、変わらずが132銘柄。東証1部の売買代金は1兆1418億円だった。
8月のフィラデルフィア地区連銀業況指数が予想外のマイナスとなったことで警戒感が強かった8月ISM米製造業景気指数が56.3と、前月実績と市場予想をともに上回ったことが好感された。8月の中国PMIやオーストラリアの第2・四半期の実質国内総生産も好調で、投資家のリスク資産選好度が回復している。
ただ市場では「新規受注件数や在庫指数など中身をみれば8月ISMはそれほど良くなかった。1日の米ダウは250ドルを超える上昇となったが、やや行き過ぎだろう。今晩は反動安となることも予想され後場の日経平均は重くなった」(みずほ証券・エクイティストラテジストの瀬川剛氏)との指摘もあった。
積極的な買いは乏しく、「海外勢の新たなショートポジション構築や国内機関投資家のヘッジ売りも一巡し、ややこう着状態だ。8月米ISM製造業指数は良かったが、市場の弱気ムードは続いている」(大手証券トレーダー)という。
円高に振れる局面では株価の上げ幅が縮小するなど、円高は依然として株価の重しだ。
1日発表の8月米ADP民間雇用者数は前月比1万人減と予想外の減少になっており、雇用統計への警戒感も株価の上値を押さえる要因になっている。「海外勢のトヨタ(7203.T: 株価, ニュース, レポート)売りが目立つなど個別銘柄への売り圧力も残っている。日本が仮に単独介入を実施して失敗すれば一段の円高進行も予想されるだけに、為替動向にも神経質にならざるを得ない」(東海東京証券エクイティ部部長の倉持宏朗氏)という。 続く...




















