市場は米雇用統計待ち、株価重くドル84円前半でこう着

2010年 09月 3日 13:52 JST
 
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 [東京 3日 ロイター] 3日の東京市場は、きょう発表される8月の米雇用統計待ちの展開。米雇用回復の弱さが示されるとの見方が強い一方で、こうした見通しを織り込んだポジション構築も進んでいるため、全般に動きにくい展開になった。

 日経平均は米国株高にもかかわらず上値の重さが目立ち、ドル/円は84円前半でこう着した。

 <日経平均上値重い、雇用統計控え投資家は慎重> 

 株式市場では日経平均が続伸。米株高や円高一服を受け、主力株を中心に買いが先行した。朝方発表の4─6月期法人企業統計で設備投資が前期比で9期ぶりの増加に転じ、先物に買い戻しなども入ったが、8月米雇用統計の発表を控えていることから上値は重く、次第に伸び悩む展開となった。「悪材料は相当織り込んでいるが、今晩発表の米雇用統計が大きく悪化すれば、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加緩和観測が浮上し、円高が進行する懸念がある」(大和証券キャピタル・マーケッツ投資戦略部部長の高橋和宏氏)とみられており、投資家は慎重姿勢を崩していない。

 一方、民主党代表選をめぐり、菅直人首相と小沢一郎前幹事長による政策論戦が本格化しているが、小沢氏の為替介入に積極的な発言などもあり、株式市場では閉塞感の打開に期待感も出ている。「小沢政権が誕生すれば、公明党との連立模索の動きになりそうだ。衆参ねじれが解消すれば、政策も進みやすい」(準大手証券情報担当者)との見方が示されている。 

 <米雇用統計待ってドル/円はこう着> 

 午前の外為市場では、8月の米雇用統計発表を今夜に控え、主要通貨はほぼこう着状態となった。ドル/円は84円前半で狭いレンジ内で一進一退、ユーロ/ドルは1.28ドル前半で動意薄、ユーロ/円は108円前半で小動きとなった。この日は実需筋の目立った動きも見られず、「(市場は)シーンとしている」(邦銀)という。

 前日の海外市場では、8月製造業ISMの雇用指数、新規失業保険申請件数が強い結果となり、ドルが下支えされた。これらに続いて雇用統計が強い結果となれば、「米経済に対するセンチメントの悪化はいったん落ち着き、短期的に株価・米長期金利上昇を受けてクロス円が上昇する展開を予想する」とJPモルガン・チェース銀行のチーフFXストラテジスト、棚瀬順哉氏は話している。   続く...

 9月3日、東京市場は、きょう発表される8月の米雇用統計待ちの展開に。写真は都内の株価ボード。先月30日撮影(2010年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
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