米国がムバラク大統領への退陣圧力強める、デモ隊同士衝突で
[ワシントン 2日 ロイター] ムバラク大統領支持派と反体制派の衝突に発展したエジプト情勢の緊迫化を受け、ギブズ米大統領報道官は2日、オバマ大統領は民主化への「移行は今開始されるべき」との見解を明示していると強調し、9月までの政権維持を狙うムバラク大統領に対する圧力を強めた。
報道官はブリーフィングで「今というのは今だ」と主張。また政府が何らかの暴力行為を後押ししているのであれば、今すぐやめるべきとの見解を示した。
その上で「エジプト国民が直ちに前進と変化を見る必要があることは明白だ」と述べた。
一方、エジプト外務省は、民主化への移行を今すぐ開始すべきとの海外からの要求は「拒否されており、エジプトの国内情勢をあおることを狙ったものだ」との声明を発表した。アナリストはこれを、9月まで政権を維持しようとするムバラク大統領の決意を示すものだと指摘している。
また米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長の報道官は、マレン議長がエジプト軍のエナン参謀総長と電話会議を行い、混乱の沈静化を要請するとともに、国内およびスエズ運河地域一帯の安全確保に向けた軍の能力を信頼していると伝えたことを明らかにした。
ある米当局者がロイターに語ったところによると、親ムバラク派と反対派との衝突により、エジプト軍はムバラク大統領にさらなる行動を促すため圧力を強める必要がある、と判断する可能性がある。
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