NY外為市場は円とドルが下落、米経済への懸念薄れる

2009年 07月 10日 08:51 JST
 

 [ニューヨーク 9日 ロイター] 9日のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して下落した。円も最近の上げ幅を縮小している。米労働省が発表した新規失業保険週間申請件数(7月4日終了)が前週から減少し、米経済に対する懸念が幾分和らいだことが背景にある。

 この統計を受け、投資家の間で株式や高利回り通貨などのリスクの高い資産を購入し、ドルや円を売る動きが強まった。両通貨はしばしば、リスクの高い取引を行う際の資金調達に利用される。

 円は8日、資金の逃避先となったことで幅広く上昇し、ドルに対して5カ月ぶりの高値を付けた。しかし、河村建夫官房長官が9日、通貨の過度な変動は好ましいこととは思っていないと発言したことで、押し戻された。

 RBCキャピタル・マーケッツのシニア通貨ストラテジスト、デービッド・ワット氏は「前日の大幅な変動は驚きであり、反動があっても不思議ではない」と語った。

 その上で「過去5日間はリスク資産が売却され、この日はリスク資産が買い戻された。今後、どちらのトレンドが強まるかを市場は見極めようとしている」と述べた。 

 ロイター・データによると、取引終盤のユーロ/ドルは1.1%高の1.4031ドル。ユーロ/円も1.1%高の130.33円。8日は127円に接近し、2カ月ぶりの安値を付けた。

 ドル/円は0.1%高の92.90円。8日は5カ月ぶりの安値となる91.82円を付けた。8日の下げは、1日の大きさとしては3月以降では最大だった。

 ポンド/ドルは1.7%高の1.6343ドル。英イングランド銀行(中央銀行)が金融政策委員会で、金融資産の購入を通じて市場に資金を供給する量的緩和策の拡充を見送ったことで、英国のインフレに対する懸念が後退した。  続く...

 
 
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