ユーロが下落、ギリシャ危機への対処めぐる不透明感が圧迫

2011年 06月 11日 08:42 JST
 
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 [ニューヨーク 10日 ロイター] 10日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが3日連続で下落した。ギリシャ債務危機への対処をめぐり欧州当局者間で溝が深まっているほか、欧州中央銀行(ECB)による将来の利上げ観測が後退する中、ユーロは来週も一段安になると予想されている。

 アナリストは、ギリシャをめぐる不透明感が来週も続くとみており、20日のユーロ圏財務相会合を前に向こう1週間で合意が実現する可能性は低いとしている。

 ユーロは週間で約1.9%下落し、5月中旬以来の大幅な下落率となった。

 電子取引システムEBSでユーロ/ドルは1.1%安の1.43460ドル。一時は1.43220ドルまで売られた。

 ユーロ/円は終盤時点で約1.2%安の115.235円。一時は114.940円まで下げ、5月27日以来の安値をつけた。

 世界経済の回復をめぐる懸念を受けた質への逃避もユーロや高リスク通貨を圧迫した。

 市場のリスク回避の高まりには、対ギリシャ追加支援をめぐり当局が異なる立場を示していることも影響した。

 ドイツ連邦議会は10日、民間投資家の関与などを条件とするギリシャ追加支援を支持する決議案を採択した。一方、ECBは民間投資家の関与に否定的な見方を示しており、トリシェ総裁は9日の理事会後の記者会見で、ECBとして保有するギリシャの債券をロールオーバーする考えがないことをあらめて示唆した。

 ECBによる将来の利上げ観測が後退したこともユーロの圧迫材料となった。9日のトリシェ総裁会見を受け、市場では7月の利上げはほぼ確実との見方が強まったが、その後の利上げについては2012年初めまで織り込まれていない。

 主要6通貨に対するドルの動きを示すドル指数は0.9%高の74.844。週間では1.5%上昇した。 

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 6月10日、ニューヨーク外国為替市場では、ユーロが3日連続で下落した。1月撮影(2011年 ロイター/Andrea Comas)
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