ロイター個人投資家調査:年内75円割れを半数が予想
[東京 15日 ロイター] 歴史的な円高進行を背景に、個人投資家の投資マインドが再び悪化している。ロイターが15日にまとめた8月の個人投資家調査(8月3日─6日実施)では、日本株への投資スタンスを示すロイター個人投資家DIがマイナス50と2カ月ぶりの水準に落ち込んだ。
年内に円高がどこまで進むかも聞いたところ「1ドル75円」が全体の3割で最も多く、産業空洞化を懸念する声は全体の8割にのぼった。外為証拠金取引(FX)に興味を示す回答は過去最高の43%に上昇した。
調査は、ロイター.CO.JPの個人投資家向けメールマガジン購読者である全国の個人投資家を対象に実施し、367人(男性95%、女性5%)が回答した。年齢層は20代が3%、30代が13%、40代が22%、50代が21%、60代が28%、70代以上が14%。
<産業空洞化を懸念、1ドル75円近辺までの円高を想定>
個人投資家からは、年内に1ドル75円近辺までの円高が進むとの見方が出ている。回答をみると、年内に「1ドル75円」との回答が29.2%と最も多く「75円以上の円高になると日本経済が破たんしかねず、自然とストップする」(40代男性)との声が出ていた。2番目に多かったのは「1ドル76円」の22.3%、次いで「1ドル72円」の10.1%。調査期間中の4日に、政府・日銀は為替介入を実施した。
円高や電力不足による産業の空洞化についても聞いたところ、「大変心配している」が54.5%、「少し心配している」が23.4%となり、空洞化を懸念する声が合わせて全体の8割に達した。少子化などを背景に内需はなお弱く、「日本経済は輸出依存型。国内景気や雇用を懸念」(40代男性)との声があるほか、部品調達の海外シフト加速で「中小企業の倒産も進む」(40代男性)ことが警戒されている。
産業空洞化への対応策としては「法人税引き下げ」「TTP等の経済連携の推進」「新規産業の創出」「大規模為替介入」が上位に入った。
<個人投資家DIは悪化、FX取引への興味は過去最高> 続く...









