米バンカメが中国建設銀株の約半分売却へ、資本増強で
[シャーロット(米ノースカロライナ州)/香港 29日 ロイター] 米バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)は、保有する中国建設銀行(0939.HK: 株価, 企業情報, レポート)(601939.SS: 株価, 企業情報, レポート)株式の約半分にあたる131億株を、投資家グループに83億ドルで売却する。
売却後はバンカメの中国建設銀行の持ち株比率は約5%に低下する。バンカメの広報担当者は、株式売却先について明らかにしなかった。
関係筋によると、この投資家グループには、シンガポールの政府系ファンドであるテマセク・ホールディングス[TEM.UL]が含まれている。
アナリストの試算によると、バンカメは、新たな銀行自己資本規制(バーゼルIII)を満たすために、向こう数年間でおよそ500億ドルの資本増強が必要。このためバンカメは現在、資産売却を進めている。
中国建設銀行は、時価総額で世界第2位の銀行。米経済が停滞するなか、バンカメの成長にとって、建設銀との関係は重要とみられていた。ところが、バンカメが契約上可能になるとすぐに保有株売却を決めたことは、新規制への対応の困難さを示していると受け止められている。
新規株式公開(IPO)に関する調査や投資を手掛けるIPOXシュスターの創業者、ジョセフ・シュスター氏は「建設銀の株式売却は長期的、戦略的には誤りだが、資金が必要なのだろう」との見方を示した。
バンカメは建設銀の株式を1株当たり4.93香港ドルと、建設銀の直近の終値である5.55香港ドルを約11%下回る価格で売却する。
同広報担当者によると、バンカメは第3・四半期に今回の株式売却による33億ドルの利益を計上する。また、現行基準の下での中核的自己資本は35億ドル増加する。 続く...









