G7と新興市場6カ国、債券市場育成や開放の必要性で認識共有

2007年 02月 10日 16:05 JST
 

 [エッセン(ドイツ) 10日 ロイター] ドイツのエッセンで開かれている7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は9日、G7の財務相と新興市場6カ国の財務相による会合を開き、新興国・地域における債券市場の育成や貿易における市場開放などが必要との認識を共有した。10日午後に採択される共同声明に盛り込む見通し。

 新興国から出席したのはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ、メキシコの6カ国。

 新興国は、貯蓄の割合が高いとされ、今回の会合では、こうした豊富な資金の域内での有効活用や、グローバルな市場を育成するための方策などについて議論。アジアでは、債券市場の育成にアジア債券市場イニシアティブが実施され、先駆的な位置づけにあることから、中国がこうした取り組みについて説明を行った。

 会合では、通貨のミスマッチは財政危機に直結するとの見解が示され、現地通貨建ての債券市場の育成が必要との認識が共有された。制度構築にあたっては、地域や国際的に活躍している金融機関の協力が必要だといった指摘が出た。

 また、貿易面においては、世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の再開を歓迎するとともに、世界経済の不均衡解消のためにも市場や金融サービスなどの開放が重要と位置づけ、保護主義の強まりに対する懸念が示された。

 
 
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