日本経済、引き続き潜在成長率を上回り堅調な拡大=OECD
[東京 24日 ロイター] 経済協力開発機構(OECD)は加盟国の経済見通しを発表した。日本経済については「四半期の成長はいくぶん不安定であるが、主に輸出や民間設備投資にけん引され、引き続き潜在成長率を上回っている。
引き続き堅調な拡大となっている」との見方を示し、2007、08年とも実質国内総生産(GDP)成長率を前回予測に比べて上方修正した。
日本の2007年実質成長率見通しはプラス2.4%、08年はプラス2.1%とし、いずれも昨年11月の見通し(2007年、08年ともにプラス2.0%)から上方修正した。
消費者物価指数(CPI)総合の上昇率は07年にマイナス0.3%と下落を予想しているものの、08年にはプラス0.3%とプラスの領域に到達する見通しとなっている。
日銀の金融政策については「インフレが確実にプラスとなり、新たなデフレのリスクがほぼなくなるまでは、これ以上短期政策金利を引き上げるべきではない」と提言し、2006年中にデフレから脱却することに失敗しており、デフレが再発すればコストがかかることを理由に挙げた。
そのうえで「金融市場では、08年の初めまでにもう2回政策金利が引き上げられるものと予想されている」としながらも、「OECDの予測では政策金利が08年の終わり近くまで(現行0.50%で)一定であると仮定している」との見解を示した。
また物価が安定しているとされるCPI上昇率を前年比0─2%としている日銀金融政策委員会の「物価安定の理解」に対して「短期の金融政策のあり方についてほとんど指針を示していない」と指摘した。
日本の財政政策に関しては、「特に高齢化に伴う支出増加圧力が他のOECD諸国に比べ、より緊急であることから、税収を増やすための施策が必要。効果的な財政再建には詳細な税制改革計画が必要」と提言した。 続く...
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