FRB議長が31日に講演、市場の注目集まる
[ワシントン 29日 ロイター] バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は31日、カンザスシティー地区連銀の経済シンポジウム「住宅、住宅金融および金融政策」で講演する。議長に対しては、世界的な信用収縮への対応が後手に回ったとの批判も一部で出ており、市場の懸念が強まるなか、今回の講演で議長の指導力が判断されるとの声もある。
市場では住宅の差し押さえ増加やヘッジファンド破たんによる金融ドミノ倒しへの懸念が強まっており、議長就任以来最も注目される講演の1つになるとみられている。
市場関係者の間では、この講演で利下げを示唆するのではないかとの思惑が浮上する一方、前任者のグリーンスパン前FRB議長は、相次ぐ利下げで金融機関を救済したと批判されており、バーナンキ議長は慎重に状況を見極めるとの見方もある。
何か問題が起きればFRBが対応してくれるという「グリーンスパン・プット」が、住宅ブーム、無節操なリスク志向を招いたとの批判も多い。
ワイオミング州ジャクソンホールの山中で行われるカンザスシティー地区連銀のシンポジウムは、例年、日々の問題を離れて学術的な意見を交換する場となっている。
ただ今回は、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題をきっかけに市場が混乱しており、バーナンキ議長も金融市場の問題に言及するとの見方もある。
CNBCテレビのコメンテーター、ラリー・カドロー氏は「FRBの対応が後手に回っていることはウォール街の誰もが知っている」とし、「予兆はあったのにFRBは見逃した」と批判した。
バーナンキ議長の講演原稿は、米東部時間31日午前10時(1400GMT、日本時間午後11時)に公表となる。 続く...












