大丸と松坂屋が統合、持ち株会社J・フロントを発足

2007年 09月 3日 18:43 JST
 

 [東京 3日 ロイター] 大丸と松坂屋ホールディングスは3日、共同持ち株会社「J・フロントリテイリング(3086.T: 株価, ニュース, レポート)」を設立し、経営統合した。大丸流の効率経営を松坂屋に導入し、2011年3月期に営業利益率を4.9%まで高める。

 J・フロントリテイリングは今後3年間で統合作業を完了。システムの統合や催事商品の共同仕入れを進めるほか、関係会社を一業種一社に削減するなどし、2011年2月期に売上高1兆2300億円、営業利益600億円を目指す(08年2月期は売上高1兆0432億円 営業利益424億円を予想)。販管費は3年間で100億円程度減らせる見通しで、08年2月期見込み約4%の営業利益率を2011年3月期には4.9%に引き上げる。

 会見したJ・フロントリテイリングの奥田務社長は「スタートラインについたばかり。後を振り返らず、全力で走って約束した数字を達成したい」と述べた。

 J・フロントリテイリングは、売上高で高島屋(8233.T: 株価, ニュース, レポート)を抜いて業界首位に浮上。しかし来年4月には伊勢丹8238.Tと三越2779.Tが統合し、さらに巨大な百貨店グループが誕生する。大丸と松坂屋にとっては統合を決断した当時と競争の前提条件が変わったが、奥田社長は「条件の1つではあるが、メーンの条件ではない。『何も思わない』と言えば、うそになるが、当社が何ができるのかを考えるのが先決」と語った。他社にJ・フロントリテイリングへの参加を呼びかける可能性については「ありうる」と従来の考えを強調。異業種との提携や統合も否定しなかったが「まずは今回の統合をしっかり固めることが重要」と語った。

 J・フロントリテイリングは同日、東証1部などに上場した。東証での初値は905円、終値は898円だった。

 
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