ソニー、最先端半導体生産設備を東芝に売却へ

2007年 09月 15日 12:29 JST
 
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 [東京 15日 ロイター] ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)が、ゲーム機「プレイステーション(PS)3」に搭載する高性能半導体などを生産する設備を東芝(6502.T: 株価, ニュース, レポート)に売却する見通しとなった。関係筋が15日、両社が交渉に入ったことを明らかにした。ソニーは、半導体事業の選択と集中を進めており、巨額資金を要する最先端分野の半導体生産から撤退する。

 売却対象は、半導体製造子会社であるソニーセミコンダクタ九州の長崎テクノロジーセンター(長崎県諫早市)にある生産設備。同センターでは、PS3の頭脳であるMPU(超小型演算処理装置)「セル」やゲーム機向けの画像処理LSI(大規模集積回路)などを生産している。セルは、ソニー、東芝、米IBM(IBM.N: 株価, 企業情報, レポート)が共同開発し、ソニーが自前生産のため約2000億円を投じた。

 ソニーと東芝は今後、設備の譲渡価格などの詳細を詰める。ソニーは、設備の売却後、東芝側にこれらの半導体の生産を委託し、PS3用に調達する。セルは現在、回路線幅が65ナノ(ナノは10億分の1)メートルの微細加工技術を用いて生産されている。ソニーは今年2月、次世代の45ナノ技術に進む時は、外部への生産委託も検討するとしていた。ソニーは半導体分野ではデジタルカメラなどに用いられる画像センサーといった音響・映像向けを強化する。東芝はソニーの設備を取得することでシステムLSI事業を拡大する。

 9月15日、ソニーが最先端半導体生産から撤退、PS3用設備を東芝に売却へ。写真はソニー本社。7月撮影(2007年 ロイター/Yuriko Nakao)
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