MUFG・ニコス・ジャックス、業務資本提携へ
[東京 20日 ロイター] 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)と、三菱UFJニコス8583.T、ジャックス(8584.T: 株価, ニュース, レポート)の3社は20日、業務・資本提携で基本合意したと発表した。三菱UFJがニコスの第三者割当増資1200億円を引き受けた上で、来年8月に完全子会社化する。三菱UFJは傘下の信販やクレジットカードなど個人向け金融事業の再編を図る。
三菱UFJは来年8月に株式交換でニコスを完全子会社化し、ニコスは上場廃止となる。ニコスは同日、08年3月期の業績予想を下方修正し、従来予想155億円の黒字だった最終損益見通しを1118億円の赤字に引き下げた。人員削減などの構造改革費用として586億円、利息返還引当金として455億円など計1300億円の損失を計上し、抜本的なリストラ策を講じる。3年間で2890人の人員削減を行うほか、地方子会社6社をニコス本体に統合する。
記者会見した松本剛志取締役兼専務執行役員は「返還費用は1年ぐらいピークの状態が続くと想定し、ここまで積めば大丈夫だと思っている」と語った。
ニコスはクレジットカード事業に集中し、ジャックスがニコスの信販事業を譲り受ける。ジャックスの取扱高は1兆3000億円となり国内トップクラスに浮上する。クレジットカード事業でもジャックスはMUFGのグループとの協力を進めるほか、オフィス業務の共同化でコスト削減を図る。ジャックスは2012年度に過去最高となる200億円を超す経常利益を目指すとしている。
資本関係では、三菱東京UFJ銀行がジャックスの第三者割当増資を引き受ける。2007年度中に20%まで出資比率を引き上げ持分法適用会社とする予定。
三菱UFJFGにニコスを完全子会社化した上で、取得株式の一部を農林中金に売却する。農中によるニコスの持分法適用を視野に入れて協議を行うとしている。
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