5月米貿易赤字は259.6億ドルに縮小

2009年 07月 11日 03:16 JST
 

 [ワシントン 10日 ロイター] 米商務省が発表した5月貿易統計は、貿易赤字が259億6000万ドルに縮小し、1999年11月以来の低水準となった。輸出が増加する一方、外国製品への需要も低迷した。

 ロイターが集計したアナリスト予想は302億ドルの赤字だった。4月は287億9000万ドルに修正された。

 輸出は1.6%増加、輸入は0.6%減少した。

 エコノミストは、輸入の減少は米経済が依然として弱いことを示唆していると指摘。キャボット・マネーマネジメントのポートフォリオマネジャー、ウィリアム・ラーキン氏は「貿易統計は、状況が予想通りには改善していないことをあらためて示した。米景気回復ペースをめぐる悲観的な見方が高まっている。予想されているよりも遅い回復ペースになるとみている」と述べた。

 一方、予想よりも強い輸出が第2・四半期の経済活動を支える、との見方もある。ウェルズ・ファーゴ証券のグローバル・エコノミスト、ジェイ・ブライソン氏は「6月の実質貿易赤字が今月から横ばいなら、実質純輸出は国内総生産(GDP)の伸びを約2%ポイント押し上げるだろう」と述べた。

 5月の輸入は10カ月連続の減少となり、2004年7月以来の低水準。

 自動車・部品の輸入は1996年3月以来の水準に落ち込んだ。自動車輸出も、98年7月以来の低水準。

 対中赤字は174億8400万ドルと、4月の167億5400万ドルから拡大した。

 一方、対欧州連合(EU)赤字は27億7000万ドルに縮小し、99年3月以来の低水準。対日赤字も、84年2月以来の水準となる19億1400万ドルに縮小した。

 
 
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