セブン&アイの中間期は過去最高益、投資負担増を吸収
[東京 11日 ロイター] セブン&アイ・ホールディングス(3382.T: 株価, ニュース, レポート)は11日、2007年8月中間期の連結業績について、営業利益が前年比1.3%増の1439億円になったと発表した。米国のコンビニエンス事業が好調だったほか、ヨークベニマルの連結対象化が貢献し、電子マネー「nanaco」の導入や第6次システム費用などの投資負担増を吸収した。
売上高に相当する営業収益は前年比10.2%増の2兆8168億円、経常利益は同4.3%増の1454億円、当期純利益は同0.7%増の691億円だった。会見した村田紀敏社長は「天候不順や消費が厳しい中、過去最高益を達成できた」と評価した。
国内のセブンイレブンの既存店売上高は前年比1.7%減と厳しい状況が続いている。一方、北米は、既存店売上高が同4%増と好調に推移した。
コンビニエンス事業は2.6%の営業減益となったが、ヨークベニマルの連結対象化などでスーパーストア事業は69.6%の大幅増益となった。
国内セブンイレブンは、通期で既存店売上高0.5%増と、改善を見込んでいる。村田社長は「客数は増加傾向にあるが、単価が伸びていない」とし、品ぞろえ面での消費者の不満解消や発注システムの導入で品切れに対応するなどの対応を行うとした。
2008年2月期の連結業績は、営業利益が前年同期比4.6%増の3000億円とする見通しを据え置いた。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト14人の予測平均値3016億円をやや下回った。営業収益は5兆7550億円(同7.8%増)、経常利益2920億円(同3.5%増)も据え置いた。
ただ、会計基準の変更に対応するため、未回収の商品券に対する引当金繰り入れを50億円計上したため、当期純利益は期初見通しの1500億円を1450億円(同8.7%増)に下方修正した。
通期では、金融関連事業が20.6%の営業減益となる他は、増収増益を計画している。
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