アジア株上昇に取り残される日本株、CSは投資判断引き下げ

2007年 10月 30日 17:07 JST
 

 [東京 30日 ロイター] 日本株の出遅れが鮮明になっている。30日のアジア市場では、中国やインドの株式市場が上昇する中で、日経平均だけが一時、前日比200円を超す下げとなり、独自の値動きを強めている。一部の欧州系金融機関が日本株への投資判断を引き下げたことも影響しているとの見方が出ている。

 31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)決定を受けた後のマーケットでも日本株が置き去りにされるリスクが大きそうだ。

 <香港、インド株式市場で最高値更新>

 30日のアジア株式市場では、香港株式市場のH株指数が一時1.61%上昇して最高値を更新。上海総合指数も上昇した。インド株式市場では、SENSEX指数が最高値を更新し、新興株式市場へのマネー流入が加速している。

 他方、日経平均は大引けにかけて下げ幅を縮小したものの、前日比マイナス圏で取引を終えた。市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとして積極的な売買が手控えの中で「海外勢のバスケット売買が細っている。クレディ・スイスが日本株の投資判断を引き下げたことも材料視された」(準大手証券トレーダー)という。

 <クレディ・スイスが日本株の投資判断を引き下げ>

 クレディ・スイスは29日、世界の株式の投資判断を改定した。日本株については、他と比較した経済の勢いが依然として「極めて弱い」とし、投資判断をこれまでの「ベンチマーク」から「15%アンダーウエート」に引き下げるとした。

 市場では「日本株が世界株高から出遅れていることを追認するものであり、投資判断の引き下げが他の証券会社に波及するようであれば、グローバルファンド等による出遅れ修正の買いが期待しにくくなる。ネガティブ材料だ」(大手証券売買担当者)との見方が出ていた。  続く...

 
 
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