米経済堅調でも利下げ、流動性あふれ商品高騰・金利は急上昇
[東京 1日 ロイター] 米国経済が意外なほど堅調な成長をみせている状況で、米連邦準備理事会(FRB)がインフレを警戒しながらも利下げに踏み切り、市場ではあたらめて過剰流動性が意識されている。
原油価格が95ドルを超えて最高値を更新し続けているほか、金相場も800ドルを超えてきた。あふれ返ったマネーが世界的に商品などのリスク資産に流れ込む構図は続き、インフレ警戒感から長短金利の上昇を誘発している。リスク許容度が高まったことで、為替市場ではキャリートレードの動きも出ている。
<原油100ドル説>
原油価格の上昇に勢いが付いている。米原油先物は、日本時間1日正午前の取引で1.60ドル超上昇し1バレル=96.21ドルを付け最高値を更新した。米週間在庫統計で原油在庫が市場予想に反して減少、供給不足懸念が台頭したことに加えて、FRBの利下げでマネーの流入が加速。アジア時間でも高値を更新し続けている。
他の原油では、北海ブレント原油先物もアジア時間で1バレル=91.25ドルを付け最高値を更新した。
関係者の間では「中東の地政学的緊張が高まりさえすれば、原油価格は100ドルの大台突破もあり得る」(豪コモンウェウルス銀行のムーア氏)との声まで出てきた。
<ドル安・インフレ懸念で金の上昇継続>
原油とともに金相場の上昇も目立った。金先物12月限は1オンス=800ドルを超えて上昇している。インフレ懸念やドル安で金価格は今後さらに上昇する、との見方もある。ロジック・アドバイザーズのパートナー、ビル・オニール氏は「ドルは引き続き軟化するだろう」とし、原油価格が引き続き非常に深刻なインフレ要因になる、と指摘した。 続く...












