円キャリー取引が解消されれば中国にも打撃=商務省

2007年 11月 22日 12:56 JST
 

 [北京 22日 ロイター] 中国商務省は、同省サイトに掲載した20日付の調査リポートで、円を調達して高利回り資産に投資するキャリー取引が解消されれば、中国は打撃を受ける可能性があると指摘した。

 中国は現在、資本規制を実施しており、通貨の完全な交換性もないため、中国資産を買って即座に処分することは難しい。

 しかしリポートによると、中国の経済成長は著しく人民元の上昇期待も続くため、中国はキャリー取引の対象になりやすいという。

 リポートは「投機筋は低金利の資金を日本で調達し、特に新興国市場に投資するが、かれらの最初の選択肢は中国だ」と指摘。

 キャリー取引が解消され国際金融市場が混乱すれば、中国市場は海外市場と一段と連動するようになっているため、打撃を受ける可能性があるとしている。

 人民元が大きく売られれば、国内の金融・経済の安定が脅かされる可能性があるという。

 商務省が国内経済に警鐘を鳴らすのは今回が初めてではない。

 中国人民銀行の周小川総裁は、米経済の減速に中国経済はそれほど影響を受けることはないとしている一方で、商務省は、米国の需要低迷で中国の輸出が抑制され、2008年は転換点を迎える可能性があると指摘していた。

 
 
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