ドル危機発生のリスク、過去10年で最高=メリル

2007年 11月 27日 06:18 JST
 

 [ニューヨーク 26日 ロイター] 米メリルリンチMER.Nは26日、米株式や債券などの資産価値下落につながるドル危機のリスクが、過去10年で最も高まっているとの見方を示した。同社の為替ストラテジストは顧客向けリポートで、そうしたドル危機は予想していないものの、その確率は高まったとしている。

 ドル危機の引き金となり得るものとしては、各国中央銀行がドル建ての外貨準備積み増しを減少させるか、外貨準備をドルから他の通貨に切り替えることだと指摘。

 ドルペッグ制を採用する中東産油国のレート見直しや制度を廃止する動き、さらに米モーゲージおよびクレジット関連の問題なども、ドル圧迫要因になるとの見方を示した。

 メリルリンチはドル危機の定義について「米国の資産下落を引き起こすか下落を伴う、ドルの極度で、通常は短期的な弱さ」と説明。こうした基準をもとに、メリルリンチは、今までのドル危機が1977─78年、87年末から88年、90年、94年末から95年初めにかけて発生したとしている。

 
 
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