UAEが12月に通貨切り上げとの報道、湾岸通貨が急伸

2007年 11月 29日 08:23 JST
 

 [ドバイ 28日 ロイター] アラブ首長国連邦(UAE)が早ければ12月2日にも通貨を切り上げるとの報道があり、ディルハムは17年ぶり高値に上昇した。ドバイに拠点を置くアラビアン・ビジネス誌の電子版が28日、中銀に近い筋の情報として3─5%切り上げる可能性があると報じた。

 同筋によると「計画では銀行休業日に発表される」とし、12月2・3日のナショナルデーの休日、もしくは12月20日ごろ始まるイスラム教の犠牲祭の祝日中に発表される見込みとした。

 サウジアラビアのリヤルも21年ぶり高値、カタールのリヤルは5年ぶり高値をつけた。

 アラビアン・ビジネス誌の担当記者はロイターに対し、情報筋は中銀当局者ではないと述べた。

 アナリストによると、12月3・4日に湾岸協力会議(GCC)首脳会議がカタールで開催されるため、ナショナルデーに通貨切り上げが実施される可能性は低いと指摘した。シティグループ・グローバル・マーケッツのエコノミスト、ムスタク・カーン氏は「アラビアン・ビジネス誌が示した幅はわれわれの予想とほぼ一致している。ただサミット前に実施するとは思わない」との見方を示した。

 UAE通貨は、対ドルで3.6600ディルハムをつけ、ロイターデータによると、1990年以降での最高値に上昇。ディルハムの相場は1997年以来、3.6725ドルで固定されていた。

 サウジアラビアのリヤルは対ドルで3.6900サウジリヤルと、1986年以来の最高値をつけた。カタール通貨は対ドルで3.6250カタールリヤルと、2002年11月以来の高値をつけた。

 
 
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