シャープ、薄膜太陽電池の生産能力を10倍以上に引き上げ
[東京 29日 ロイター] シャープ(6753.T: 株価, ニュース, レポート)は29日、約220億円投じて薄膜太陽電池の生産能力を増強すると発表した。現在の年間15メガワットを2008年10月までに年間160メガワットに引き上げる。
奈良県葛城工場での製造ラインを増強する。現在は2層構造(アモルファスと微結晶シリコン)のタンデム型薄膜太陽電池の量産を行っているが、今後は業界トップレベルとなる約10%の変換効率を有するアモルファスシリコン(2層)と微結晶シリコン(1層)の3層構造を持つトリプル型薄膜太陽電池も生産していく計画だ。
薄膜太陽電池はガラス基板の上にシリコンを薄く堆積させた構造で、結晶系太陽電池よりもシリコンの使用量が約100分の1と少なくて済む。生産工程も短いためにコスト削減が図れる。さらに高温の場所でも発電量が結晶系よりも多く、欧州地域でのニーズが高いという。
発電しながら光も取り込める特長があり、シャープの亀山第2工場の窓ガラスに採用されている。
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