SBIがイートレを完全子会社化、金融サービスを一体で提供へ

2008年 01月 15日 16:50 JST
 

[東京 15日 ロイター] SBIホールディングス(8473.T: 株価, ニュース, レポート)は15日、グループのネット証券、SBIイー・トレード証券8701.Qを株式交換により完全子会社化すると発表した。SBIHDはネット証券を完全傘下に入れることで、総合的な金融サービスをグループ一体で提供することができると判断した。

 SBIHDは、資産運用(アセットマネジメント)、住宅不動産関連事業、証券・投資銀行業務など主要事業を拡大してきたほか、昨年秋には住友信託銀行(8403.T: 株価, ニュース, レポート)と共同でネット銀行業務にも参入。総合的な金融サービスをグループで展開する体制が整いつつある。

 こうした環境のもとでグループ内の子会社との相乗(シナジー)効果を発揮するには、ネット証券を完全子会社にし、意思決定の迅速化や経営資源の最適化をはかることが必要と判断した。

 SBIイー・トレード証券が2004年11月に新規公開(IPO)上場した際は、独自の資金調達手段の確保や金融機関としての信用力向上が主な目的だったが、その後は社債や公募増資での資金調達や銀行によるシンジケートローン(協調融資)などで資本増強が進み、IPO時に比べると上場メリットが薄れたことも背景にある。

 SBIHDはSBIイー・トレード証券の発行済み株式総数の52.26%を保有する筆頭株主。今回の完全子会社化では、SBIイー・トレード証券の株式1株に対し、SBIHDの株式3.55株を割り当てる予定。6月25日に開催予定のSBIイー・トレード証券の定時株主総会で、株主の承認が得られれば、SBIイー・トレード証券の株式は7月28日付で上場廃止になる見込み。

 SBIHDはアーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービスを、SBIイー・トレード証券はKPMGFASを第三者機関に採用し、交換比率の算定を依頼した。

(ロイター日本語ニュース 江本 恵美記者)

 
 

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