三菱東京UFJ銀の頭取に永易副頭取、畔柳頭取は持ち株会社社長を続投

2008年 01月 17日 06:21 JST
 

 [東京 16日 ロイター] 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)は16日、傘下の三菱東京UFJ銀行の頭取に永易克典副頭取が4月1日付で就任し、畔柳信雄頭取は兼務する持ち株会社の三菱UFJFG社長に専任する人事を発表した。

 三木繁光会長は三菱東京UFJ銀行の相談役に退き、畔柳頭取は同銀行の会長に就任する。これまでは持ち株会社社長と三菱東京UFJ銀行頭取は兼務していたが今回、初めて分離することになる。永易氏は、企画管理畑が長く、頭取候補の本命とされていた。

 記者会見した畔柳社長は、今後は持ち株会社トップとして傘下の銀行、証券、信託、カード事業などのグループ戦略を統括するとし、銀行業務は永易次期頭取が担うと説明した。ただ、グループ収益の8割程度を商業銀行に依存しており、三菱UFJグループは「永易体制に移行する」(他のメガバンク幹部)との見方が有力だ。

 <メリルからは出資要請はなかった>

 畔柳社長は会見で、みずほコーポレート銀行が約1300億円の出資を決めた米メリルリンチからは「出資の要請もなかったし、出資もしなかった」と説明。ただ、サブプライム(信用度の低い借り手への住宅融資)問題で苦しむ欧米の金融機関に対する出資の可能性については、「よい案件があれば常に検討する」と述べるにとどめた。現在、進行している案件はないとした。

 一方、永易次期頭取は、粗利益ベースで10―15%を占める海外事業部門を早期に20%を超える水準に引き上げる必要があると強調。「オーガニックな成長では(20%超の水準に)行けないので、ノンオーガニックな戦略(買収などを主眼にした手法)を打たないといけない」と述べた。ただ、自己資本充実の観点からは早期に大きな買収などは難しいとの考えを示した。

  (ロイター日本語ニュース 布施 太郎記者)

 
 
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