米緊急利下げ、金融市場・世界経済安定に結びつくこと期待=額賀財務相

2008年 01月 23日 11:33 JST
 

 [東京 23日 ロイター] 額賀福志郎財務相は23日午前、臨時閣議後の会見で、米連邦準備理事会(FRB)が22日に緊急利下げを行ったことについて、米国の金融市場や世界経済の安定に結びつくことを期待するとし、日本の市場へもいい影響になることを願うと述べた。

 米国の利下げや経済刺激策を受けた、日本としての対策については、金融市場動向や実体経済への影響を見守ることが現段階では大事だ、と述べるにとどめた。

 FRBは22日、世界的な株安を受け米経済の後退懸念が広がるなか、0.75%の緊急利下げに踏み切った。これを受けた株式市場は米国こそ続落となったものの、ロンドンや東京市場は急反発する展開になっている。

 緊急利下げについて額賀財務相は「米金融市場や世界経済の安定に結び付くことを期待したい。日本の市場にもいい影響を与えることを願っている」と語った。

 その上で、日本の景気について「経済ファンダメンタルズは強固なものがある。こうしたことをしっかり持続するため、予算及び税関連法案の年度内成立が最も大事だ」と指摘。

 予算以外の景気対策に関しては、米緊急利下げや米政府による景気刺激策などの展開による「金融市場の動向や実体経済への影響を見守ることが、今の段階では大事だ」と述べた。

 閣僚の一部からは日銀に金融緩和への転換を求める声も出ているが、日銀の金融政策運営に関して額賀財務相は「政府と日銀は、日本のマクロ経済についての基本認識は共通している。日本の経済成長が持続的なものとなるよう、よく考えてもらうことを期待したい」と従来の見解をあらためて示した。

 2月9日に東京で開催される7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)では、米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題を背景とした金融市場の混乱や、不透明感が広がる世界経済動向などが重要なテーマになるが、額賀財務相は「議長国の立場から、しっかり議論をリードし、メッセージを出したい」と強調した。  続く...

 
 
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