ソジェンの不正取引問題、漏えい恐れ報告を遅らせた=仏中銀総裁

2008年 01月 29日 06:27 JST
 

 [パリ 28日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ・フランス中銀総裁は、同国の銀行大手ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)(SOGN.PA: 株価, 企業情報, レポート)の元トレーダーによる不正取引について、20日午後に報告を受けていたが、情報の漏えいを恐れて政府への報告を23日まで遅らせたことを明らかにした。

 BFMラジオとのインタビューで述べた。

 ソジェンの元トレーダーは不正取引によるポジションを500億ユーロ(733億ドル)まで積み増していた。

 ノワイエ総裁は「ポジションの規模が大きかったため、漏えいリスクを取り除くべきだと考えた。それが最初の数時間に起こる可能性がある主要リスクだった」とし「ゆえに、できるだけ短期間かつポジションの一部を解消するのに十分な期間、待つことにした」語った。政府への報告を遅らせるのは「困難な」決定だったと述べた。

 フィヨン首相は前週、不正取引の規模を考慮すると、政府が「より早期に報告を受けることができたはず」との見解を示していた。

 政府当局筋がロイターに語ったところによると、サルコジ大統領は同総裁が報告を遅らせたことに憤慨したという。

 ソジェンは不正行為により49億ユーロの損失を被ったと発表したが、ノワイエ総裁は、欧州市場が大幅に下落するなかでポジション解消したために、損失が拡大したと指摘した。ただ、ソジェンの経営陣にはそうする以外、ほとんど選択肢がなかったとの認識を示した。

 また、米連邦準備理事会(FRB)が22日、75ベーシスポイント(bp)の大幅緊急利下げを行ったことについて、ソジェンのポジション解消がFRBの決定に影響を及ぼしたとの見方を否定。「(利下げは)米経済状況に関する判断に基づいたものであり、欧州市場とは関係ないと考えている。FRBは欧州市場の1日の状況で金融政策を決定することはない。例外的な措置ならなおさらだ」と述べた。

 
 
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