日経平均が反落、再び1万3000円の下値を意識

2008年 02月 8日 11:52 JST
 

 [東京 8日 ロイター] 午前の東京株式市場では日経平均が反落。予想を下回った12月機械受注を受けて買いが手控えられた。7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)や3連休を控えていることも様子見気分を強めた。前引け際に先物売りが強まったことから日経平均は再び1万3000円の下値が意識されており、7日の反発で期待された下げ止まり感は今のところ出ていない。

 前場の東証1部騰落数は、値上がり615銘柄に対して値下がり972銘柄、変わらずが127銘柄。

 12月機械受注は前月比3.2%減。ロイターがまとめた民間調査機関の予測(同0.9%減)を下回り、オークマ(6103.T: 株価, ニュース, レポート)など機械株が売られた。ただ、1─3月期見通しは前期比3.5%増となっており、為替が円安に振れたこともサポートになって、日経平均は弱含みながら底堅い値動きを続けた。機械受注についてある外資系証券エコノミストは「強弱感が混在する内容。当面、国内の設備投資が大きく落ちていくとは考えていないが、海外に陰りが出てきており、サブプライム問題などによる漠然とした不安感を打ち消す力はない」と受け止めている。

 その後、前引け際に先物の売りが強まったことで日経平均は下げ幅を広げ、再び1万3000円の下値が視野に入ってきた。日米株式は7日にいったん下げ止まっているが、ともにその後の反発力が弱い。「戻りが鈍いとの見方が強まれば、追撃売りのチャンスと捉えられる可能性もある」(投信)との声も聞かれ、7日の1万3000円割れで目先は下げ止まりとのコンセンサスを作れるかどうか、微妙な展開になっている。

 新光証券エクイティストラテジスト、瀬川剛氏は「下げ止まり確認はヘッジファンドが解約売りを出す2月中旬を通過したあとになるだろう。中国市場で旧正月明けに利益確定売りが出やすいことも含め、もうしばらく下値不安を引きずりそうだ」とみている。  

 個別では、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)がさえない。新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)が軟調。住友不動産

(8830.T: 株価, ニュース, レポート)が売られた。三井金属(5706.T: 株価, ニュース, レポート)が安い。一方、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)が堅調。

日本たばこ産業(2914.T: 株価, ニュース, レポート)が買われた。いすゞ自動車(7202.T: 株価, ニュース, レポート)が高い。ヒロセ電機(6806.T: 株価, ニュース, レポート続く...

 
 
Photo
写真

リスクマネーの動きが活発化しており、コモディティ市場においては需給面よりも金融商品市場としての色濃さが増している。  ブログ