米大統領候補のオバマ上院議員、外国の政府系ファンドに懸念表明
[オマハ(米ネブラスカ州) 7日 ロイター] 米大統領選の民主党候補指名を争うオバマ上院議員は7日、外国の政府系ファンドが米国に及ぼす影響に懸念を示し、米エネルギー政策を改革することが、政府系ファンドの台頭を抑制する方法の1つとの認識を示した。
サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題で資本が傷んだ欧米の金融機関は、中国やクウェート、シンガポールの政府系ファンドから出資を受け入れている。米議員の間ではこうした外国の政府系ファンドの監視を強めるよう求める声が高まっている。
オバマ上院議員は、ニューオーリンズからネブラスカ州オマハに向かう機内で記者団に対して「政府系ファンドが市場以外の要因で動くことがないのかどうか、心配している」と述べた。「政府系ファンドが金融機関に大口の出資を行えば、その意向を受けた取締役会が米国のクレジットの流れを左右することになる。そうなれば、政治的・外交的な思惑が入り込まないか、懸念される点だ」との見方を示した。
外国が米国に投資すること自体に問題があるとは思わないが、米政府は外国産原油への依存度を低下させるようなエネルギー政策を策定することなどにより、「国際収支を改善」する必要があると述べた。
オバマ上院議員は「われわれが石油の消費をコントロールできないという理由で、クウェートやサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)に資金をつぎ込めば、これらの国々に富を移転していることになる。私は大統領としてこうした状況を改善したい」と表明した。
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